顔のたるみが気になり始めたのは、30代半ばのことでした。
写真に写った自分のフェイスラインを見て、静かに落ち込む。「まだ大丈夫」と思っていたはずなのに、確実に何かが下がってきている。そんな経験、ありませんか。
私はそのたるみ対策として、ハイフ(HIFU)を受けてきました。しかも1種類ではなく、「ウルセラシステム」と「ウルトラセル」の2つを、時期を変えて経験しています。
そして正直に言うと——この2つ、施術直後に感じる効果の実感には、かなり違いがありました。
ネットで「ハイフ 効果ない」と検索すると、いろいろな声が出てきます。私の実感としては、「どの機械を受けたかによって、感じ方はかなり変わる」というのが答えに近いです。
40代になった今、あのとき手を打っておいてよかったと思っています。この記事では、それぞれの費用・痛み・実感した効果を、包み隠さず書いていきます。
※はじめにお断りしておくと、この記事に書いているのは、すべて妊娠前の体験です。妊娠中・授乳中はハイフを受けられないため、今は通っていません。
そもそもハイフ(HIFU)とは|私が受けようと思った理由
ハイフ(HIFU)は、超音波の熱を肌の深い層に届けて、たるみにアプローチする施術です。メスを使わないので、切る手術と比べると手軽に受けられます。
私がハイフを受けようと思った理由は、2つあります。
ひとつは、今あるたるみをどうにかしたかったから。 鏡を見て気になっている以上、そこは正直な気持ちです。
もうひとつは、これから先のたるみを予防したかったから。 何もせずに年を重ねていくのは、やっぱり怖い。今のうちから手を打っておきたい、という気持ちもありました。
ただし、切るフェイスリフトや糸リフトのような劇的な変化を期待していたわけではありません。 そこまでやる勇気も費用もない。メスを使わずにできる範囲で、今と未来の両方に効いてほしい。 それが、私がハイフを選んだ理由です。
【ウルセラシステム】35歳のとき受けた|直後から実感があった
最初に受けたのが、ウルセラシステムです。35歳くらいのときでした。
ウルセラシステムは、アメリカのFDA(食品医薬品局)の認証を受けている機械です。ハイフの中では、いわば”本家”のような存在。数あるハイフ機器の中でも、しっかりした位置づけのものだと聞いていました。
費用は、当時25万円ほど
私が受けたのは聖心美容クリニックで、当時の金額で25万円くらいでした。
正直、安くはありません。かなり悩んで決めた記憶があります。
ただし、これは5〜6年前の話です。美容医療の価格は年々変わりますし、今はもっと手が届きやすくなっている可能性が高いと思います。必ず最新の価格を、公式サイトやカウンセリングで確認してください。
痛みは、歯を食いしばるレベル
正直に言います。痛かったです。
「じんわり熱い」というレベルではなく、歯を食いしばるくらいの痛みがありました。照射のたびに、体に力が入る感じ。
ただし、我慢できないほどではありません。 痛みに極端に弱い人でなければ、じゅうぶん耐えられる範囲だと思います。私も「もうやめてください」とはならず、最後まで受けきれました。
施術直後から「キュッ」とした感覚があった
そして、ここがいちばん伝えたいところです。
施術が終わった直後から、実感がありました。
顔全体が「キュッ」と引き締まった感じ。リフトアップというより、顔が一回り小さくなったような感覚、と言ったほうが近いかもしれません。鏡を見て「あ、変わってる」と自分で分かるレベルでした。
もちろん、切るフェイスリフトや糸リフトのような劇的な変化ではありません。 そこは期待しすぎないほうがいいと思います。
でも、ちょっとしたたるみに対しては、ウルセラシステムくらいの機械なら、たしかに効果を感じられる。これが私の実感です。痛みも費用もそれなりでしたが、「やった意味があった」と思える施術でした。
【ウルトラセル】妊娠直前まで続けていた|その場での実感は控えめ
その後に受けていたのが、ウルトラセルです。こちらは湘南美容クリニックなどで、妊娠する直前まで、けっこうギリギリの時期まで続けていました。
費用は、1回3万円ほど
こちらは1回につき3万円程度でした。ウルセラシステムと比べると、かなり手が届きやすい価格です。
だからこそ、定期的に通いやすいというのが大きなメリットでした。25万円だと「よし、やるぞ」と気合いが要りますが、3万円なら「そろそろ行っておこうかな」と思える。この差は大きいです。
※こちらも当時の価格なので、最新の情報は必ずご確認ください。
痛みはあるけれど、ウルセラほどではない
ウルトラセルも、痛いことは痛いです。 ハイフである以上、まったく無痛ということはありません。
ただ、ウルセラシステムのときのような「歯を食いしばる」レベルではありませんでした。 我慢しやすい痛みだった、という印象です。
こちらも腫れや赤みはなく、ダウンタイムはありませんでした。
正直、施術前後で「上がった」と分かる実感はなかった
ここは正直に書きます。
ウルトラセルでは、施術の前後で「キュッとなった」とはっきり分かるほどの実感は、私にはありませんでした。
ウルセラのときに感じた、あの「顔が一回り小さくなった感じ」。あれと同じものを期待していると、「あれ、変わってないかも」と思ってしまうかもしれません。
ネットで「ハイフ 効果ない」という声を見かけるのは、このあたりの感覚のことなのかなと、自分の経験からは思います。
それでも私が続けていた理由
では意味がなかったのかというと、私はそうは思っていません。
というのも、定期的に受けておけば、10年後のたるみ具合に差が出ると言われているからです(これは私が調べたり聞いたりした範囲の話なので、あくまで一般に言われていること、として受け取ってください)。
つまり、その場で「上がった!」と実感する施術ではなく、じわじわ効いてくる予防という位置づけ。そう考えれば、1回3万円でちょこちょこ通えるのは、むしろ理にかなっている気がします。
だから私は、「効果がなかった」ではなく「そういう性質の施術なんだな」と受け止めて、続けていました。
2つを受け比べて分かった、いちばんの違い

2種類のハイフを経験して、私なりにたどり着いた結論はこうです。
価格の差は、その場での「実感」の差だった。
わかりやすく並べると、こんな感じです。
| ウルセラシステム | ウルトラセル | |
|---|---|---|
| 費用 | 当時25万円ほど | 1回3万円ほど |
| 痛み | 歯を食いしばるレベル | 痛いが我慢しやすい |
| 直後の実感 | 顔が一回り小さくなった感覚 | はっきりした変化は感じず |
| ダウンタイム | なし | なし |
※価格はどちらも当時のものです
こうして見ると、「高いほうが効く」という単純な話にも見えます。でも、私はそう言い切りたくありません。
というのも、この2つは、そもそも役割が違う気がするからです。
単発で、はっきりした実感が欲しいならウルセラシステム。
たとえば「同窓会がある」「写真を撮る予定がある」といった目標の日がある人や、「一度しっかり効果を体感してみたい」という人には、価格に見合う体験だと思います。私はやってよかったと感じています。
予防としてコツコツ続けるならウルトラセル。
「今すぐ変わりたい」ではなく「10年後の自分のために、今から手を打っておきたい」という人には、こちらのほうが現実的です。3万円なら定期的に通えますし、続けられることのほうが、たぶん大事なので。
私自身、ウルセラで一度しっかり底上げして、そのあとはウルトラセルで維持する——結果的に、そういう流れになっていました。今振り返ると、この順番は自分に合っていたと思います。
ひとつ補足|施術直後の実感は、ずっと続くものではないらしい
ここで、公平のために書いておきたいことがあります。
ハイフは、施術直後に感じる引き締まり感が、1週間ほどで落ち着いていくと言われています。(これは私が調べた範囲の一般的な話なので、参考程度に受け取ってください)
つまり、ウルセラで私が感じた「顔が一回り小さくなった感覚」も、ずっとそのまま続いていたわけではありません。 正直なところ、しばらく経ってからの状態を、私自身はっきり覚えていないというのが本当のところです。
ハイフの本来の効果は、熱の刺激によって時間をかけて肌が変化していくことにあるとも言われています。だから、直後の「キュッ」が消えた=効果がなくなった、ということではないんですね。
このあたりを知らずに受けると、「1週間で戻った、効果なかった」とがっかりしてしまうかもしれません。直後の実感と、長い目で見た効果は、別物として考えておくといいと思います。
今は受けていません|妊娠・産後は、二重の意味で無理でした

ここまで書いてきましたが、今の私はハイフを受けていません。
理由は、2つあります。
ひとつは、そもそも施術を受けられない時期だから。
ハイフは、妊娠中・授乳中は適応外になることが多い施術です。クリニックの案内でも、妊娠中・出産直後・授乳中の方は受けられない場合がある、と明記されているところがほとんど。私も妊娠する直前まではウルトラセルに通っていましたが、そこでストップしました。
(適応の判断はクリニックや個人の状況によって変わるので、気になる方は必ずカウンセリングで確認してください。)
もうひとつは、赤ちゃんを置いて出かけられないから。
これは、実際に育児が始まってから痛感したことです。仮に施術が受けられる時期だったとしても、赤ちゃんを預けて美容クリニックに行くというのは、そう簡単ではありません。預け先の調整、授乳のタイミング、移動時間。考えるだけで諦めがつくレベルです。
つまり、受けられないし、行けもしない。二重で無理というのが、今の現実でした。
これ、40代で妊娠・出産を経験して、地味にこたえた部分です。
ただでさえ産後は、寝不足で肌はボロボロ。鏡を見るたびに「顔、下がったな」と思う。なのに、今まで頼っていた手段が、まるごと使えない。 美容から完全に手を引くしかない時期が、そこにありました。
でも、こうも思っています。
あのとき、やっておいてよかった。
30代半ばから手を打っておいたから、この「何もできない期間」を通り抜けられている部分もあるんじゃないか。ハイフに限らず、早めに始めておくことの意味は、こういうところにあるのかもしれません。
今はセルフケアでしのぎながら、また通える日を待っているところです。
これから受ける人へ|目的に合わせて選んでほしい

最後に、これからハイフを受けようか迷っている人へ、私からお伝えしたいことをまとめます。
① 目的で機種を選ぶ
「今すぐ実感が欲しいのか」「10年後のために予防したいのか」。この2つでは、選ぶべきものが変わります。
はっきりした実感を求めるなら、ウルセラシステムのようなしっかりした機械。コツコツ予防を続けたいなら、ウルトラセルのような通いやすい価格帯のもの。私は結果的に「一度しっかりやってから、維持する」流れになり、それが自分には合っていました。
② 直後の実感と、長い目で見た効果は別物と考える
ハイフは、施術直後の引き締まり感が1週間ほどで落ち着いていくと言われています。「戻った=効果がなかった」ではありません。ここを知らずに受けると、がっかりしてしまうかもしれません。
③ 劇的な変化を期待しすぎない
切るフェイスリフトや糸リフトとは、得られる変化の質が違います。「今より少し引き締める」「これ以上たるませない」——それがハイフの立ち位置だと思っておくのが、いちばん納得のいく受け方だと思います。
④ ライフステージも考えて計画する
これは、私がいちばん伝えたいことです。
妊娠・授乳の時期は、受けられません。 そして赤ちゃんがいれば、通うこと自体が難しくなります。「そのうちやろう」と思っているうちに、数年できない期間が来るかもしれない。
もし出産を考えているなら、その前にやっておくという選択も、じゅうぶんアリだと思います。私自身、30代半ばに受けておいたことを、今になって「よかった」と感じているので。
40代になって、鏡を見るのがちょっと怖い日もあります。それでも、できるときに、できることをやっておく。 その積み重ねが、5年後・10年後の自分を助けてくれるんじゃないかと思っています。
※この記事はあくまで私個人の体験と感想です。効果の感じ方には個人差があります。また、価格や施術内容は変わることがありますので、実際に受ける際は必ずクリニックで最新の情報を確認し、施術の可否については医師にご相談ください。


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