生後1ヶ月になるかならないかの頃、うちの子のおしりは、見ているこっちが痛くなるほどただれていました。
原因は、便の回数の多さです。この時期の赤ちゃんは、まだ母乳やミルクしか飲んでいないので便に形がなく、水のような状態。それが、おむつを替えるたびに毎回、多いときは1日に10回以上出ていました。
こまめに替えていたつもりでした。それでも間に合わず、肛門の周りは真っ赤にただれて、一部は皮膚が数ミリだけ剥がれる「びらん」の状態に。おむつを替えるたびに、しみて痛いのか、泣く姿がつらかったです。
この記事では、そんなときに私が小児科で教わって実際に続けたケアを、正直に記録しておきます。先に結論を言ってしまうと、すぐには治りませんでした。 でも、ちゃんと見通しはあります。同じように悩んでいるママが、少しだけ気持ちを軽くできたらうれしいです。
新生児のおむつかぶれ、こんな状態でした
まず、当時のおしりの状態を具体的に書いておきます。「うちも同じかも」と確認したい人がいると思うので。
- 便に形がない(母乳・ミルクのみの時期なので、水のような液体状)
- 回数がとにかく多い(1日10回以上、おむつを替えるたびに出ている感覚)
- 肛門の周りがただれて真っ赤
- 一部は皮膚が数ミリ剥がれる「びらん」の状態に
この時期は、水のような便が1日に何度も出るのは、めずらしいことではありません。悩みのポイントは便そのものというより、回数が多いせいで、皮膚がずっと便に触れて荒れてしまうことでした。
こまめにおむつを替えても、拭いても、次の便がすぐ出る。おしりが乾いて休まる時間がない。これが、この時期のおむつかぶれのいちばんつらいところだと思います。
「一度診てもらおう」と小児科を受診しました
最初は、市販の亜鉛華軟膏が入ったクリームを塗って様子を見ていました。おむつかぶれの定番のケアですし、薬局でも手に入るので、まずはこれで、と。
でも、塗ってもなかなか改善しきらない。びらんになっている部分もあるし、赤ちゃんは痛そう。ここで私は、**「一度、病院で診てもらおう」**と決めました。
正直に言うと、市販薬でもう少し粘るという選択もあったと思います。ただ、皮膚が剥がれてびらんになっている状態を、自己判断のケアだけで長く引っ張るのは避けたかったというのが本音です。合っていない薬を塗り続けて悪化させるくらいなら、一度プロに状態を見てもらって、「今のうちの子のおしりに、何を・どう塗ればいいか」をはっきりさせたほうが、結局は近道だと考えました。
受診したのは小児科です。おむつかぶれくらいで受診していいのかな、と迷う人もいるかもしれませんが、赤ちゃんの皮膚トラブルは、小児科で普通に診てもらえます。「これくらいで来ていいのかな」と我慢する必要はまったくないので、気になったら早めに相談していいと思います。
小児科で教わったケア|洗って・乾かして・薬を塗る

受診して教わったのは、シンプルですが**「これを毎回、根気よく繰り返す」**というケアでした。順番に書きます。
①40〜45度のお湯に水を足して、微温湯(ぬるま湯)を作る
まず、おしりを洗うためのぬるま湯を用意します。熱すぎると荒れた皮膚にしみるので、ふれても熱くない、ぬるめの温度にします。
我が家は、ミルク用に使っていた温度調整できるポットが、ここでも大活躍しました。ポットを40〜45度に設定して、そこに少し水を足すと、ちょうどいい微温湯がすぐに作れます。かぶれがひどい時期は1日に何度も洗うので、「お湯をわざわざ沸かして冷ます」手間がないだけで、本当に助かりました。
💡 この温度調整ポットについては、[ミルク作りに保温ポットは神|75度キープで夜中の調乳がラクになった話]の記事でくわしく書いています。ミルク以外にもこうして使えるので、1台あると便利でした。
②微温湯で、おしりを優しく洗い流す
作った微温湯で、こすらずに、流して汚れを落とします。荒れている時期は、とにかく摩擦をかけないのが大事でした。ゴシゴシ拭くのではなく、「洗い流す」イメージです。
私は、片手で赤ちゃんのおしりを支えながら、もう片方の手でぬるま湯をかけて流していました。
③ティッシュで水分をしっかり拭き取って、乾かす
洗ったあとは、やわらかいティッシュで水分を押さえるように拭き取ります。ここでもこすらず、ぽんぽんと押さえるだけ。
そして、地味ですが大事なのが**「乾かす」**こと。濡れたまま薬を塗ったりおむつを当てたりすると、かえってふやけてしまうので、しっかり水分を取ってから次に進みます。
④処方された亜鉛華軟膏を塗って、おむつを当てる
最後に、病院で処方された亜鉛華軟膏を塗って、おむつを当てます。軟膏が皮膚と便の間の「バリア」になってくれるイメージです。
この①〜④を、便が出るたびに繰り返しました。
おしりふきは、荒れている間は使いませんでした
このケアをしていた時期、私はおしりふきを一切使いませんでした。
理由はシンプルで、これ以上悪化させるのが怖かったからです。びらんになっているところに、たとえやわらかいおしりふきでも、こすって拭くのはどうしても刺激になります。荒れている皮膚に摩擦をかけるのは避けたかった。
なので、この時期は徹底して**「ぬるま湯で洗い流して、ティッシュで押さえて拭く」**という方法だけにしていました。手間はかかりますが、荒れているおしりには、これがいちばんやさしいやり方でした。
念のため補足すると、おしりふきそのものが悪い、という話ではありません。 うちの子も、おしりが落ち着いてからは普通におしりふきを使っていますし、今もふつうに使えています。あくまで**「皮膚がびらんになっているような、荒れがひどい時期は封印していた」**という話です。荒れていない普段のおむつ替えなら、おしりふきはもちろん便利です。
正直、すぐには治りませんでした

ここまで丁寧にケアの方法を書いてきましたが、いちばん正直なことを書きます。
このケアを続けても、すぐにはきれいになりませんでした。
洗って、乾かして、薬を塗って。それを毎回くり返しても、便が絶え間なく出るので、治りかけては、また荒れる。その繰り返しでした。せっかく少し良くなってきたのに、また水様便が出て、ふりだしに戻る。正直、心が折れそうになった時期もあります。
でも、しばらく続けているうちに気づいたのは、これはある程度、しょうがない部分もあるということでした。原因が「便の回数の多さ」である以上、便が減らないうちは、どうしてもおしりへの負担は続きます。ケアで悪化を防ぎながら、その時期が過ぎるのを待つしかない面もあるんですね。
そして、ここが一番お伝えしたいことです。
成長とともに便の回数や量が減ってくると、おしりの荒れも自然と落ち着いていきました。
うちの子は今でも少し皮膚が弱めですが、あの新生児期のような「毎回びらん」の状態は、いつの間にか過ぎていました。当時は「一生このままなんじゃないか」と思うくらい追い詰められていたのに、です。
だから、今まさに同じ状況で悩んでいるママに伝えたいのは——今のこの大変さは、ずっと続くわけじゃない、ということ。便の回数が多いのは、この時期特有のもの。「いつか落ち着く」という見通しを持っているだけで、目の前のおむつ替えが、少しだけラクになると思います。
亜鉛華軟膏やステロイドについて(安心して使えました)
最後に、処方された薬について少しだけ書いておきます。「ステロイド」と聞くと、身構えてしまうママもいると思うので。
病院で処方される亜鉛華軟膏には、炎症を抑えるステロイドが少し配合されているものもあります。また、状態によってはステロイド単体の塗り薬が出ることもあるかもしれません。
「赤ちゃんにステロイドって大丈夫なの?」と不安になる気持ちは、すごくよくわかります。でも、私自身は安心して使えました。
理由は、それがお医者さんが、赤ちゃんのその時の状態を実際に見て、種類も強さも量も選んで処方してくれた薬だからです。医師の指示どおりに、指示された期間・範囲で使う分には、過度に怖がる必要はないと感じました。実際、きちんと塗ることで、荒れた皮膚が落ち着いていってくれました。
ひとつだけ、大事なこととして。ここで書いているのは、あくまで**「病院で診てもらって、処方された薬を、指示どおりに使った」**という話です。市販のステロイドを自己判断で赤ちゃんに塗る、という話ではありません。 赤ちゃんの皮膚はデリケートですし、かぶれに見えて別の原因のこともあります。気になる症状があれば、まずは受診して、その子に合った薬を出してもらうのがいちばん安心だと思います。
同じように悩むママへ
新生児のおむつかぶれは、ママのケアが足りないから起きるわけじゃありません。
この時期は、便に形がなくて、回数も多い。おしりが休まる時間がそもそも少ないんです。どれだけこまめに替えても、どれだけ丁寧にケアしても、荒れるときは荒れる。だから、「自分のせいだ」と思わないでほしいな、と思います。
私がやったことをまとめると、こうです。
- 市販薬で粘りすぎず、一度小児科で診てもらった
- 教わったとおり、ぬるま湯で洗う→乾かす→薬を塗るを根気よくくり返した
- 荒れている間は、おしりふきは封印した
- すぐには治らなかったけれど、便の回数が減るにつれて自然と落ち着いた
今まさに、赤ちゃんの真っ赤なおしりを見てつらくなっているママへ。大丈夫、これはずっとは続きません。 気になったら早めに受診して、その子に合ったケアを教わりながら、その時期が過ぎるのを一緒に待ちましょう。
あなたは、じゅうぶんがんばっています。



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